退職のご挨拶

  初出 2017.12.27    更新 2017. .

2016年4月7日に65歳となり、40年間働いた東レ・東レグループを4月末で退職する事になりました。

思えば、高校三つ、大学二つ、会社は東レで三つ目。最終的に大学を宗教人類学で卒業した私は、当初、まったく会社生活に馴染めず、入社一日目から辞めることを考えましたが、辞めなくて良かった。 女房のおかげです。東レ入社後は五部署を駆け巡り、あっという間に40年が経ってしまいました。

<織物販売部>
最初に配属されたのがここ。まったくヤクザの部落で嫌で仕方なかったのだけれど、今考えると、ここでの8年間が私を鍛えてくれました。
人との対応の仕方、仕事の進め方、組織でのモノづくり、矜持を持った生き方など、厳しかったけれど、勉強になりました。どこへ行っても、あの時と比べれば楽だ、と思えるのは私の強みです。

<経営企画室CI事務局>
30過ぎの若造が社長プロジェクトに組み込まれ、やりたい放題。会社と社会にとって良いと思ったことをやれば仕事になるのだから、こんなに面白いことはない。人類学専攻の私は、水を得た魚でした。 企業理念作り、テレビ番組製作、レースのスポンサー活動、新規事業開発、外部との勉強会活動、等々やりがいが有りました。
次期社長と意見がぶつかったけれど、まあ命まで取られる訳じゃ無し。

<マーケティング開発センター>
4年間のCI漬けの日々の後、川下最前線を希望しました。ここでも新商品開発と営業。サラリーマンの極意を取得した後なので、どんな仕事も前向きに取り組めました。

<精密樹脂加工品販売部>
前部署でちょっと上司とやり合って、ここでポリイミドの開発営業に。自動車好きが功を奏し、量産に漕ぎ着けました。が、転勤拒否。会社の都合も分かりますが、私の家庭にも都合があるのです。

<関東ゼネラルサービス(東洋ビジネスサポート)>
当時の社長に誘われて、ここでも新規事業を次々と企画し、任されて、印刷、展示、ノベルティ製作等、成果を出して来ました。

振り返ってみると、何しろ新しいこと、今までに無いモノばかりを担当した40年でした。まあ放し飼いにされたと言うか。実に深く、東レの上下左右を経験しました。 近々、会社人類学の本でも書こうかと思っています。実はもう題名は決まっているんですよ、「我がままサラリーマンのすすめ」、ハハハ。ワガママとは違いますからね。
しばらく遊んでから、終活を考えつつも、生涯現役を目指して就職活動を始めます。ありがとうございました。引き続き、ご交誼ご鞭撻の程よろしくお願いします。

<5月1日以降の連絡先>

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                                         以上

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高坂 洋  東洋ビジネスサポート株式会社  新規事業部門長
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