「腐ったトマトを投げろ、とは言わないけれど」

日本チームのワールドカップは終わった。事前の「日本は強い」だの、「優勝を目指す」だの、の発言とは裏腹に、一勝も出来ずに予選リーグ敗退。 負け方が悪いね。決めるべき時に決められず、横パスやバックパスばかりで、意欲も気力も感じ取れなかった。 1998年のW杯後フランスからの帰国時、戦犯と目された城選手には成田国際空港で飲料水をかけられた。 ファンとしてやるべき事ではないけれど、腐ったトマトを投げろ、とは言わないけれど、日本人はもっと怒るべきではないか。 不甲斐ない選手と監督に、提灯記事ばかり書いたマスコミに、然るべき手を打たなかった協会に。良いことは誉め、駄目なことにブーイングするのがサッカーファンの常道。人を強くするのは人生でも同じ事だ。 なあなあの関係で馴れ合っていては、世界と戦えるはずがない。 私は過去のＦＢにハッキリ書いている。アジアで勝てない日本チーム、海外でも補欠程度の選手しかいない日本チームが世界に互して戦えるはずがない。 甘ったれた選手、トチ狂った采配の監督、放ったらかしの協会、おべんちゃらのマスコミ。そしてお祭り騒ぎしか出来ず、見る目のないファン。 世界の強豪は、日本より遙かに技術があり、その彼らが必死で戦う戦場がW杯なのだ。 四年前のワールドカップでも情けなかったが、でも長友の走力、気力には感心した。彼はドンドンレベルアップしたが、その長友でさえ今回は目立たなかった。 「自分たちのサッカーをしさえすれば、」なんて甘っちょろい。戦争なんだよ、自分の思うとおり出来る訳がない。出来たことが自分なのだ。 信賞必罰、まず協会から、襟を正すべきではないか。自分だけの花探しをしていては話しにならない。もう戦いは始まっている。しかし、メキシコの元代表監督にするとかで、今回の総括さえしようとしない協会は噴飯モノだ。 まず、総括、そして四年後に向けてどういうサッカーを目指すのか、その為にどういう手を打つべきか、それが大事な事だ。 これからのベスト８の試合は注目。戦士の、命とプライドを懸けた戦いだ。私はドイツとオランダの決勝戦で、オランダの優勝と見るけど、楽しみだな。