ボラの子、イナ

今日は節分。暖かく陽の光が気持ち良いので、午前中にいつもの道の駅までのんびり散歩。と、春木川まで来たらおばあちゃんが川を覗いている。何じゃろと覗いたら、エライ魚じゃありませんか。 「こんなの初めて見たけど、何でしょう」 「いゃあ、僕も初めて何でびっくりですねえ」 「ボラかねえ」 「鮒やハヤじゃないし、ボラの子でしょうかねえ」 普段は魚の姿は見えないし、時々野鯉や大きな鮒が迷い込むような貧相な春木川なのに、とんでも無い数の群。鮭の遡上じゃあるまいし、ボラの遡上なんて初めてだ。 彼らはどうするつもりなのか、鮭なら遡上して産卵という摂理だけれど、ボラは何するのか。 残念な事に、先頭辺りでは白鷺たちが待ち構えているし、曽谷橋の下は30�p程の高さの段になっていてそれ以上遡上出来ないのだ。 久しぶりに自然の驚異に出会ったが、邪魔するのは人間なんだなあ。 私の故郷の倉敷では、山で蝉を取ったり秘密基地を作ったり、川で魚を取ったりザリガニを釣ったり。身近に自然が溢れていた。 近くに住む孫3人も、私が育った自然を味わえないのは残念だ。もう少し大きくなったら田舎に連れて行くかな。 倉敷の川はまあまあ綺麗だったが、素敵だったのは三島の街を流れる川と柿田川。透き通った水と川藻と魚が美しい。安曇野の川も美しさが凄かった。綺麗な川がある街は素敵だ。 市川には江戸川があるけれど、綺麗さでは劣るなあ。その替わりに草魚や青魚などの巨大魚が居る楽しさはある。また釣りを始めるかな。

何じゃこりぁ、ボラの子か。ここで初めて見るぞ。	こんな狭い春木川に。あそこは曽谷橋で、段になっているからそれ以上遡上出来ないぞ。白鷺も待っているし。	白鷺さんたち、舌舐めずりで待ってるぜ。	いつもの調整池は天気は良いが、芦の冬枯れ模様。ボラもここに入ると生きていけるのかしら。	24時間経ってもう居ないかと思ったけど、居ました。

でもここから進めないんだよ、この30cmの段差。施工者の配慮が無いんだねえ。	サギは食べ放題。これも自然の摂理か。