重陽の節句

今日は重陽の節句、酒に菊の花びらを浮かべて呑んで、長寿や無病息災を祈願したとか。楽しい事をやって健康長寿は言う事ないが、歳取る毎にやはりあちこち痛むのは困り物。 モータースポーツ好きの私からすれば、今日、英国ではグッドウッドフェスティバル・オブ・スポーツ、富士スピードウェイでは世界耐久選手権、筑波サーキットではメディア対抗ロードスター耐久レースが開催されているのにどれにも行けなかった。 昨夜までは、筑波に行くか、と思っていたが、何やら目の調子が悪くて無理しない事にした。楽しいドライブは無理しちゃダメですからね。 息子や甥っ子たちは小さい頃にサーキットへ連れて行き、みんなモータースポーツ好きになったのは嬉しい。今は皆んな社会人、40前後の大人になったのも時の流れだなあ。自分が72歳になるんだから信じられないわ。 一時期、自分のルーツを探すのに凝っていたが、最近は手付かず。まあ武田家の高坂弾正の流れが西に来たようで、岡山県総社市には江戸時代からの墓地があり、その辺り一帯は高坂だらけなので、隠居屋のとか一本松のとか呼び習わしていて、ウチはその本家筋だったのだが、爺さんが道楽者で、太平洋戦争前に家屋敷田畑を叩き売って朝鮮で悠々自適。 40代で亡くなり、戦争が始まると親父は兵隊に取られシベリア抑留。婆さんと叔父叔母は苦労して帰国したらしい。そこへ親父がシベリアから帰国し、結婚して私が生まれた。 色々あったけど、まあ65歳まで働き、しんどい事も楽しい事も経験して72歳。良しとするか。 船橋市小室の釈迦寺に納骨堂を買って両親をお祀りしたし、娘は嫁に行き可愛い孫たちを授けてくれた。残る長男は心臓病を克服して真面目に働いてくれているが、結婚しないかなあ。こればかりは縁だからなあ。そうなると高坂の本家筋は途絶えるけれど、まあそれも良しとするか。 自分を中心に上二世代下二世代、合計五世代がせいぜい目の届く範囲。皆んなが楽しくあれば、家の名前などはどうでも良いか。 それはそれとして、元気なうちにもう一度高坂のルーツを探してみよう。さあ菊の花は無いけれど、石川の菊姫を買って来たので、チビチビやりながら本を読んで重陽の節句を祝うとするか。