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平成２７年上期（２０１５上期）

月日題名・監督/主演感想

6/ 7 「靴職人と魔法のミシン」
トム・マッカーシー/アダム・サンドラ― ニューヨークの下町に住む靴職人をめぐるファンタジー。悪くはないんだけれど、脚本が甘く設定が曖昧なので没入できず、見終わってスカッとしない。もうちょいなのに。監督のトム・マッカーシーはピクサーの風船小父さんに関わったそうで、２４時間テレビでそのTシャツを作った私は懐かしい。

5/23 「駆け込み女と駆け出し男」
原田眞人/大泉洋悪くはないけど、１４３分は長過ぎる。全体が平板で山場が低すぎ。良い役者を揃えているのに、監督の脚本・編集能力がいまいち。大泉洋も樹木希林も良い味出しているのに。

5/17 「RUN ALLNIGHT」
ジャウム・コレット=セラ/リーアム・ニーソンハードだけれど、王道のアクションムービー。零落したマフィアの殺し屋が、息子家族を救うために、ボスの息子を殺してボスから追われる。一転してボスと戦い、息子を守って死ぬ。真っ当なストーリーで、それぞれのキャラが立っていて二時間弱があっという間だった。

5/10 「龍三と七人の子分たち」
北野武/藤達也北野武は恰好つけの割に底が浅く、人柄も芸風も嫌いだが、予告編を見て良さそうに感じたので女房と流山に。
まあまあ良かったが、もう少し練りこめば傑作になっただろうに。全般にテンポが遅すぎ、笑いが定型的で古い。もっと老人の悲哀を描けば、その後の弾けや笑いに通じるのに。藤達也や近藤正臣たちは良い味を出している。女房は楽しんだみたいだから良かった。

5/ 2 「focas」
グレン・フィカーラ&ジョン・レクア/ウィル・スミス詐欺師の映画なんだけど、ちょっと作り過ぎていて没入出来ない。だいたいウィル・スミスに知的な詐欺師は似合わない。相手役のマーゴット・ロビーはなかなか素敵な美女だった。やや貧乳だけど。

4/19 「ワイルド・スピード　SKY MISSION」
ジェームズ・ワン/ヴィン・ディーゼル第７作。面白いしど派手なアクション。そして底流にあるのは、浪花節と同じ義理と人情。俺たちは友達じゃない、ファミリーだ、というリーダー、ドミニクの言葉がすべて。ただ高所恐怖症の私にはつらい点もあり。

4/ 5 「INTO THE WOODS」
ロブ・マーシャル/メリル・ストリープ古いミュージカルの映画化、つまらなかった。錚々たるスタッフとキャストが集まっているにも関わらず、つまらない。作る方が楽しく作り、屁理屈をこねても、出来上がったモノが面白くなければ意味がない。

3/29 「ナイトミュージアム　エジプト王の秘密」
ショーン・レビ/ベン・スティラー 2007年の第一作「ナイトミュージアム」から続く第三作、完結編。舞台は私の好きな大英博物館。ストーリーは安易でいまいちだが、まあユーモアも有るし許す。名優ロビン・ウィリアムスはこの後、鬱で亡くなったらしい。痩せて影が薄かった。大英博物館の女性夜間警備員役のレベル・ウィルソンは渡辺直美と体型もダンスもそっくりで上手い。

3/21 「イミテーション・ゲーム」
モルテン・ティルドゥム/ベネディクト・カンバーバッチドイツの暗号機エニグマとそれを解読しようとした天才数学者アラン・チューリングの秘密。コンピュータの原型チューリングマシンを作りエニグマを解読したが、同性愛で逮捕され、死ぬまで秘密を守り通した。色んなテーマが錯綜されて二時間弱があっという間に過ぎていく。良い脚本と監督、そして人間を表現することの出来る主役と優れた脇役。映画は素晴らしい。

3/ 8 「CHEF」
ジョン・ファヴロー/ 〃ジョン・ファヴローの製作・脚本・監督・主演。二時間弱、見ていて楽しく幸せになる映画。映画はこうでなくちゃなあ。レストランの一流シェフが、オーナーからはマンネリの料理作りを強要され、ブロガーと対立して炎上し、職を失ってしまう。妻とは離婚し、１０歳の息子とは共に過ごす時間が無かった主人公は、元妻の故郷マイアミへ３人で出かけ、結局息子とセカンドシェフの三人でフードトラックを始めながらロサンゼルスへと向かう。
組織内での個性の活かし方、夫婦間の価値観の違い、親子の触れ合い、男としての矜持、職人仲間の助け合い、そして現代で避けられないSNSとの付き合い方などのテーマを、洒落た会話、素敵な音楽と美しい映像で表現する。こんな素敵な映画を宣伝しないソニーエンタテインメントって映画の価値が分かっていないのではないか。サウンドトラックも売っていないので、アマゾンでアメリカに注文した。
大金を掛けなくても、良い脚本と本質を見抜くセンスが有れば、二時間弱で感動させてくれる。小説では描けない映画の良さが有るのだ。

2/28 「連れ込み妻　夫よりも、、、激しく、淫靡に。」
工藤雅典/江波りゅう工藤監督は遊び友達。その縁で、呑兵衛のサラリーマン役で安田・染谷の三人で出演。と言っても１０秒ほど。撮影現場も見られたし面白かった。ブルーレイディスクをもらいました。

2/15 「チャーリー・モルデカイ」
デヴィッド・コープ/ジョニー・デップ１９７０年代の原作を映画化。スノッブな英国貧乏貴族が、美術界でペテン師ギリギリの生き方をする。面白いと言えばそうだが、独りよがりでつまらないという感覚の方が強い。ジョニー・デップの映画はいつもそんな感じで好きではない。

月日	題名・監督/主演	感想
6/ 7	「靴職人と魔法のミシン」トム・マッカーシー/アダム・サンドラ―	ニューヨークの下町に住む靴職人をめぐるファンタジー。悪くはないんだけれど、脚本が甘く設定が曖昧なので没入できず、見終わってスカッとしない。もうちょいなのに。監督のトム・マッカーシーはピクサーの風船小父さんに関わったそうで、２４時間テレビでそのTシャツを作った私は懐かしい。
5/23	「駆け込み女と駆け出し男」原田眞人/大泉洋	悪くはないけど、１４３分は長過ぎる。全体が平板で山場が低すぎ。良い役者を揃えているのに、監督の脚本・編集能力がいまいち。大泉洋も樹木希林も良い味出しているのに。
5/17	「RUN ALLNIGHT」ジャウム・コレット=セラ/リーアム・ニーソン	ハードだけれど、王道のアクションムービー。零落したマフィアの殺し屋が、息子家族を救うために、ボスの息子を殺してボスから追われる。一転してボスと戦い、息子を守って死ぬ。真っ当なストーリーで、それぞれのキャラが立っていて二時間弱があっという間だった。
5/10	「龍三と七人の子分たち」北野武/藤達也	北野武は恰好つけの割に底が浅く、人柄も芸風も嫌いだが、予告編を見て良さそうに感じたので女房と流山に。まあまあ良かったが、もう少し練りこめば傑作になっただろうに。全般にテンポが遅すぎ、笑いが定型的で古い。もっと老人の悲哀を描けば、その後の弾けや笑いに通じるのに。藤達也や近藤正臣たちは良い味を出している。女房は楽しんだみたいだから良かった。
5/ 2	「focas」グレン・フィカーラ&ジョン・レクア/ウィル・スミス	詐欺師の映画なんだけど、ちょっと作り過ぎていて没入出来ない。だいたいウィル・スミスに知的な詐欺師は似合わない。相手役のマーゴット・ロビーはなかなか素敵な美女だった。やや貧乳だけど。
4/19	「ワイルド・スピード　SKY MISSION」ジェームズ・ワン/ヴィン・ディーゼル	第７作。面白いしど派手なアクション。そして底流にあるのは、浪花節と同じ義理と人情。俺たちは友達じゃない、ファミリーだ、というリーダー、ドミニクの言葉がすべて。ただ高所恐怖症の私にはつらい点もあり。
4/ 5	「INTO THE WOODS」ロブ・マーシャル/メリル・ストリープ	古いミュージカルの映画化、つまらなかった。錚々たるスタッフとキャストが集まっているにも関わらず、つまらない。作る方が楽しく作り、屁理屈をこねても、出来上がったモノが面白くなければ意味がない。
3/29	「ナイトミュージアム　エジプト王の秘密」ショーン・レビ/ベン・スティラー	2007年の第一作「ナイトミュージアム」から続く第三作、完結編。舞台は私の好きな大英博物館。ストーリーは安易でいまいちだが、まあユーモアも有るし許す。名優ロビン・ウィリアムスはこの後、鬱で亡くなったらしい。痩せて影が薄かった。大英博物館の女性夜間警備員役のレベル・ウィルソンは渡辺直美と体型もダンスもそっくりで上手い。
3/21	「イミテーション・ゲーム」モルテン・ティルドゥム/ベネディクト・カンバーバッチ	ドイツの暗号機エニグマとそれを解読しようとした天才数学者アラン・チューリングの秘密。コンピュータの原型チューリングマシンを作りエニグマを解読したが、同性愛で逮捕され、死ぬまで秘密を守り通した。色んなテーマが錯綜されて二時間弱があっという間に過ぎていく。良い脚本と監督、そして人間を表現することの出来る主役と優れた脇役。映画は素晴らしい。
3/ 8	「CHEF」ジョン・ファヴロー/ 〃	ジョン・ファヴローの製作・脚本・監督・主演。二時間弱、見ていて楽しく幸せになる映画。映画はこうでなくちゃなあ。レストランの一流シェフが、オーナーからはマンネリの料理作りを強要され、ブロガーと対立して炎上し、職を失ってしまう。妻とは離婚し、１０歳の息子とは共に過ごす時間が無かった主人公は、元妻の故郷マイアミへ３人で出かけ、結局息子とセカンドシェフの三人でフードトラックを始めながらロサンゼルスへと向かう。組織内での個性の活かし方、夫婦間の価値観の違い、親子の触れ合い、男としての矜持、職人仲間の助け合い、そして現代で避けられないSNSとの付き合い方などのテーマを、洒落た会話、素敵な音楽と美しい映像で表現する。こんな素敵な映画を宣伝しないソニーエンタテインメントって映画の価値が分かっていないのではないか。サウンドトラックも売っていないので、アマゾンでアメリカに注文した。大金を掛けなくても、良い脚本と本質を見抜くセンスが有れば、二時間弱で感動させてくれる。小説では描けない映画の良さが有るのだ。
2/28	「連れ込み妻　夫よりも、、、激しく、淫靡に。」工藤雅典/江波りゅう	工藤監督は遊び友達。その縁で、呑兵衛のサラリーマン役で安田・染谷の三人で出演。と言っても１０秒ほど。撮影現場も見られたし面白かった。ブルーレイディスクをもらいました。
2/15	「チャーリー・モルデカイ」デヴィッド・コープ/ジョニー・デップ	１９７０年代の原作を映画化。スノッブな英国貧乏貴族が、美術界でペテン師ギリギリの生き方をする。面白いと言えばそうだが、独りよがりでつまらないという感覚の方が強い。ジョニー・デップの映画はいつもそんな感じで好きではない。

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