cinema30

平成２８年下期（２０１６下期）

月日題名・監督/主演感想

12/ 2 「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」
デイビッド・イェーツ/エディ・レッドメインハリポタの次シリーズだが、時代はその前の１９２６年のニューヨーク。街並みや建物、車などは当時を彷彿とさせるが、あまりにCGに頼っているので白ける。太っちょの人間、ダン・フォグラーがコメディタッチで良い味を出しているから、彼をもう少し活躍させて、CGももっと短くしたら良かった。

11/13 「ジャック・リーチャー」
エドワード・ズウィック/トム・クルーズ映画の出来は悪くないけれど、やはりトム・クルーズは原作のジャック・リーチャーらしくは無いなあ。

10/29 「グッドモーニングショー」
君塚良一/中井貴一傑作だ。若者の労働状況という時事ネタも入れながら、ワイドショーの裏側と人間の弱さと強さを、クスッという笑いとともに届けてくれる。さすが「踊る大捜査線」の君塚監督。中井貴一も上手いなあ、人の弱さと矜持を身につまされるほど演じてくれる。

10/8 「JASON BOURNE」
ポール・グリーングラス/マット・デイモン二時間、息もつかせず見入らされてしまった。
第三作「ボーン・アルティメイタム」から、九年も経ったのか。CG全盛の映画から離れ、肉弾相打つボーンシリーズは、手持ちカメラと高速展開が新鮮で面白かった。今回もそれは変わらず。
インターネットとSNS、ギリシアの経済格差による暴動など直近の話題も上手く取り入れている。自分が主人公になったつもりでリキを入れて見ていたので、心地良い疲れ。６５歳なのに。

10/1 「SCOOP!」
大根仁/福山雅治ええどええど。９０年代の不肖・宮嶋を髣髴とさせる福山の演技? が素敵だ。
DVDで見た大根監督の「モテキ」はいまいちどころかいまさんだったが、本作は面白い。一皮むけたのか、原田眞人監督の原作「盗写１/２５０秒」が良いのか。脇役はみんな良い味を出していて、特にリリー・フランキーは孤独なジャンキー役が上手い。本物じゃないか。二階堂ふみも良い味出しているが、ベッドシーンの下着姿はいただけない。ここは度胸決めてヌードにならなくては。一皮むけ損ねたな。

9/24 「SULLY　ハドソン川の奇跡」
クリント・イーストウッド/トム・ハンクス上手い。
実はこれまでイーストウッドの作品にはピンと来なかった。今回も、あの飛行機事故の話し? 上映一時間半? 監督イーストウッド? 主演トム・ハンクス? ケッという感じだったが、女房が見たいというので従ったら、凄いじゃないですか。緊迫感が有り無駄が無く、男のプロフェッショナリズムと苦悩をきっちり描いて、三時間みっちり見たような充実感が有った。
映画って面白いねえ。やはり映画は脚本だ。編集も上手い。

9/22 「真田十勇士」
堤幸彦/中村勘九郎この監督の作品はほとんど見たことが無かった。まったく見る気もしなかった「トリック」の監督なんだなあ。価値観が私とまったく違うのだろう。テレビの予告編は何を訴えたいのかさっぱり分からないモノだったが、本編も同じレベル。
若手の役者はそれぞれ良さそうだけれど、脚本と演出が学芸会レベルなので可哀相だ、将来伸びるかも知れないのに。伊武雅刀は良いなあ、松平健と大竹しのぶと大島優子はレベル以下。

9/10 「超高速!参勤交代リターンズ」
本木克英/佐々木蔵之介楽しくて良い。もっとコメディタッチを強めれば、もっと真剣味や立ち回りが生きて来るのに惜しい。鎧武者を日本刀でバッタバッタ切れるわけはないんだけどなあ。
大好きな深田恭子ちゃんはやはり可愛いかったが、痩せ過ぎか歳のせいか、やや顎、首筋がきつくなっていたのが残念。

8/ 7 「トランボ　ハリウッドに最も嫌われた男」
ジェイ・ローチ/ブライアン・クランストン１９５０年代のハリウッドで、赤狩り、マッカーシー旋風に翻弄されながら、敢然と立ち向かった脚本家とその家族たちの物語。
意志を貫いたために、職を奪われ、拘留され、周囲から迫害される中で、借名での創作を続ける。なかなか大したものだ。今の私に出来るかどうか。私の父はシベリア抑留から帰還し私たち家族を養ったが、私が生まれた時、トランボと同じように赤狩りで拘留されていた。
私は企業で経営企画を担当していた時、しきたりや先例に囚われずに、あるべき姿を求めてトコトン活動した。様々な圧力や反対にも出会ったが、意志を貫いてそれなりの成果を上げた。しかしトランボのように拘留されてまで、やれたかどうか。今の世の中を見ると、同じことが起きそうで恐ろしい。

7/10 「TOO YOUNG TO DIE!」
宮藤官九郎/長瀬智也地獄だけれど、見終わって楽しく爽快感のある快作。脚本の狙い通り、人情味のあるコメディになっている。どうして天国は、地獄と比較してつまらなく感じるのかなあ。
オリジナルのジゴロックを奏する地獄図(ヘルズ)の演奏も楽しいし、チャ―、マーティ、よっちゃん達のギターバトルも楽しい。宮藤官・長瀬のコンビはタイガー&ドラゴン以来上手く行ってる。

月日	題名・監督/主演	感想
12/ 2	「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」デイビッド・イェーツ/エディ・レッドメイン	ハリポタの次シリーズだが、時代はその前の１９２６年のニューヨーク。街並みや建物、車などは当時を彷彿とさせるが、あまりにCGに頼っているので白ける。太っちょの人間、ダン・フォグラーがコメディタッチで良い味を出しているから、彼をもう少し活躍させて、CGももっと短くしたら良かった。
11/13	「ジャック・リーチャー」エドワード・ズウィック/トム・クルーズ	映画の出来は悪くないけれど、やはりトム・クルーズは原作のジャック・リーチャーらしくは無いなあ。
10/29	「グッドモーニングショー」君塚良一/中井貴一	傑作だ。若者の労働状況という時事ネタも入れながら、ワイドショーの裏側と人間の弱さと強さを、クスッという笑いとともに届けてくれる。さすが「踊る大捜査線」の君塚監督。中井貴一も上手いなあ、人の弱さと矜持を身につまされるほど演じてくれる。
10/8	「JASON BOURNE」ポール・グリーングラス/マット・デイモン	二時間、息もつかせず見入らされてしまった。第三作「ボーン・アルティメイタム」から、九年も経ったのか。CG全盛の映画から離れ、肉弾相打つボーンシリーズは、手持ちカメラと高速展開が新鮮で面白かった。今回もそれは変わらず。インターネットとSNS、ギリシアの経済格差による暴動など直近の話題も上手く取り入れている。自分が主人公になったつもりでリキを入れて見ていたので、心地良い疲れ。６５歳なのに。
10/1	「SCOOP!」大根仁/福山雅治	ええどええど。９０年代の不肖・宮嶋を髣髴とさせる福山の演技? が素敵だ。 DVDで見た大根監督の「モテキ」はいまいちどころかいまさんだったが、本作は面白い。一皮むけたのか、原田眞人監督の原作「盗写１/２５０秒」が良いのか。脇役はみんな良い味を出していて、特にリリー・フランキーは孤独なジャンキー役が上手い。本物じゃないか。二階堂ふみも良い味出しているが、ベッドシーンの下着姿はいただけない。ここは度胸決めてヌードにならなくては。一皮むけ損ねたな。
9/24	「SULLY　ハドソン川の奇跡」クリント・イーストウッド/トム・ハンクス	上手い。実はこれまでイーストウッドの作品にはピンと来なかった。今回も、あの飛行機事故の話し? 上映一時間半? 監督イーストウッド? 主演トム・ハンクス? ケッという感じだったが、女房が見たいというので従ったら、凄いじゃないですか。緊迫感が有り無駄が無く、男のプロフェッショナリズムと苦悩をきっちり描いて、三時間みっちり見たような充実感が有った。映画って面白いねえ。やはり映画は脚本だ。編集も上手い。
9/22	「真田十勇士」堤幸彦/中村勘九郎	この監督の作品はほとんど見たことが無かった。まったく見る気もしなかった「トリック」の監督なんだなあ。価値観が私とまったく違うのだろう。テレビの予告編は何を訴えたいのかさっぱり分からないモノだったが、本編も同じレベル。若手の役者はそれぞれ良さそうだけれど、脚本と演出が学芸会レベルなので可哀相だ、将来伸びるかも知れないのに。伊武雅刀は良いなあ、松平健と大竹しのぶと大島優子はレベル以下。
9/10	「超高速!参勤交代リターンズ」本木克英/佐々木蔵之介	楽しくて良い。もっとコメディタッチを強めれば、もっと真剣味や立ち回りが生きて来るのに惜しい。鎧武者を日本刀でバッタバッタ切れるわけはないんだけどなあ。大好きな深田恭子ちゃんはやはり可愛いかったが、痩せ過ぎか歳のせいか、やや顎、首筋がきつくなっていたのが残念。
8/ 7	「トランボ　ハリウッドに最も嫌われた男」ジェイ・ローチ/ブライアン・クランストン	１９５０年代のハリウッドで、赤狩り、マッカーシー旋風に翻弄されながら、敢然と立ち向かった脚本家とその家族たちの物語。意志を貫いたために、職を奪われ、拘留され、周囲から迫害される中で、借名での創作を続ける。なかなか大したものだ。今の私に出来るかどうか。私の父はシベリア抑留から帰還し私たち家族を養ったが、私が生まれた時、トランボと同じように赤狩りで拘留されていた。私は企業で経営企画を担当していた時、しきたりや先例に囚われずに、あるべき姿を求めてトコトン活動した。様々な圧力や反対にも出会ったが、意志を貫いてそれなりの成果を上げた。しかしトランボのように拘留されてまで、やれたかどうか。今の世の中を見ると、同じことが起きそうで恐ろしい。
7/10	「TOO YOUNG TO DIE!」宮藤官九郎/長瀬智也	地獄だけれど、見終わって楽しく爽快感のある快作。脚本の狙い通り、人情味のあるコメディになっている。どうして天国は、地獄と比較してつまらなく感じるのかなあ。オリジナルのジゴロックを奏する地獄図(ヘルズ)の演奏も楽しいし、チャ―、マーティ、よっちゃん達のギターバトルも楽しい。宮藤官・長瀬のコンビはタイガー&ドラゴン以来上手く行ってる。

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