板谷波山記念館

初出 2023. 7.22  最終更新 2023. .

19日は自動車評論家のKさん、漫画家・大学教授のすがやさん、元SARDのMさんの四人で荻窪飲み会、あんどカラオケで楽しかった。お三方は練馬の住人で、私も女房が学生時代荻窪住まいで、よく転がり込んでいた縁があります。 まあモータースポーツ繋がりなので、仲良くなって何か面白いことやりたいという思いなんです。

今日21日は先週行きそびれた筑西市の板谷波山記念館にドライブ。快適に行った上、この近辺は私の好みの物件地域があり驚いた。常磐の谷和原インターから294号を北上するのだけれど、筑波サーキット、宇宙センター、 下妻物語の現地、平将門の足跡、ヒロサワシティ、もう少し行くと真岡のSL、自然博物館、利根川ハクレンのジャンプなどなど。今度一泊で来るかなあ。

波山の作品は好きなんです。初めて記念館に来ました。 波山の生家。 展示館。小さいので作品は少ない。まあたくさん観たければ、近くの陶磁器博物館か広沢美術館にあります。 波山の、良い物を目指す気迫に感動させられます。 満足出来ないものは破壊する。でもこうやって見ると美しい。

80歳以上の方々に、自前で杖を造り贈呈したそうだ。 80過ぎても頑張って作陶しているが、顔立ちが良い。こういう顔に私もなりたい。 この青磁が私は好きです。 戦死者の遺族に香炉や観音像を贈呈したそうだ。 狭い展示室だが、人もいないし、じっくり拝見出来る。

これが良いね。 作業棟。 田端の自宅から移設した。ろくろも粗末なものだが、あんな凄い作品が出来るんだなあ。 この窯も移設したが、元々波山と奥さんが自分で作ったそうだ。 私は池田満寿夫の登窯で10年以上作陶したが、まあ年一回では上達しなかった。 歩いて5分のしもだて美術館。アルテリオという交流館の3階。地元の作家を大事に展示していて好感が持てる。
今回は秋山静の作品展。青を基調に女体をアレンジして美しい。写真撮らせれば良いのに。

下館祇園まつりというものがあり、賑やかだそうだ。アルテリオの一階に神輿が展示されている。 日本一の神輿だって。 記念館の近辺は蔵の街並み、といわれ古い建物がちらほら。これって二階建てを持ち上げて三階建にしたのか。 変わった石造りの蔵かな。 -

この三階建も珍しい。 ほお。この石はさっきのと同じかな。 屋根が異様。 厨子二階みたいだけど、ちゃんと窓があるから違うかな。 三峰神社の分祀か。

- - 薬師堂本堂。どういういわれかよく分からない。 結構手が混んでいた。 何回かこの辺りを通った時、気になっていた豊田城に初めて入った。
平成4年建築の地域交流センターだった。

高さ48.5m、と言うことは古代出雲大社の16丈、48mとほぼ同じ。 大林組が季刊大林で取り組んだ、古代出雲大社の復元図。ほぼ同じ高さの木造だったのだ。古代の日本人は今より優秀だったのかも。 7階からの眺め、ダメです、私はますます高所恐怖症になっていて足の後ろが震えて、半周して直ぐに戻りました。 内部の展示は今いたお粗末だった。もうちょっと学術結果を見せて欲しい。
出羽三山信仰が盛んだったことは分かるが、もっと調べて欲しい。以前湯殿山神社に行ってある程度理解はしているが。
天狗党の乱などがあり、昔は進んだ地域だった。そう、長塚節を持ち上げて展示していた。私は詩的センスが無いし、彼の伝記を読んでもピンと来ていない。

小田家、豊田家の遺品も展示。