ウンチ

「ウンチー」「はいよ、パンツ脱いで、トイレに行って」 孫2号がトイレへ。しゃがんで目線を合わせていると、 「おじいちゃん、ウンチとウンコは違うの?　チとコは違うよね」 「うーん、それは同じなんだけど、ウンチは子供で、ウンコは大人のじゃないかなあ」 「でもお隣のコウちゃんはウンコって言うよ」 「そうか、おうちによって言い方が違うんだね、カンタ(孫２号)はウンチで良いんじゃない、はい、ゆっくりウンチして良いよ」 孫2号は何でも疑問を口にする。何で、何で。頭が良くてきちんと日本語を喋り、とても3歳には思えない。このまま素直に大きくなってくれると良いなあ。 孫1号は小学一年生になり、もう自分で静かに本を読むのが好き。「おじいちゃん嫌い、あっち行って」とか平気で言うので、小心者の私はとても傷つくのだが、しばらくするとヒョコヒョコと私の胡座の中に入って来て本を読んだりする。 弟と罵り合ったり、喧嘩したりするけど、まあ男兄弟は仕方無いのかなあ。私は妹一人、子供は長男長女だったので男兄弟の繋がりは分かりにくい。まあ成るようにしか成らないだろうけど、仲良くして欲しいもんだ。 孫たち、それに私の子供たちを見ると、遺伝に驚くことが多い。皆んなで回転寿司に行って、娘と私の選ぶ寿司がほとんど同じ。小さい頃は回転寿司なんて無かったのに。長男がPCのキーボードを打っている人差し指と小指の動きが私と同じ。遺伝としか思えないのだなあ。 喋り方や行動パターン、思考方向さえ同じなのかも知れない。遺伝と仕付け、どっちも大切だと思うけど、幼児を見ていても将来が心配になる子もいて頭が痛くなる事もある。 自分には自信が無かったから、結婚なんてしないと思っていたが、女房となら何とかなるかな、と思って結婚した。自分みたいな性格の子供は可哀想だと思って4年間子供は作らなかったが、女房との子供なら良い子になるかも知れないと思って二人の子供を授かった。 子供が出来ると可愛かった。女房と二人で一生懸命育てていたら、40年近く経っていた。二人の子供、3人の孫、色々大変だけれど楽しく嬉しい。やはり今の女房のおかげだな。

ウチのツツジは何の世話もしてないのに毎年綺麗な花を咲かせてくれる。南面のツツジは満開。右側の東面のツツジはこれから咲いて楽しませてくれる。強い花なんだなあ。