VOLVO V40

初出 2013.11. 2   最終更新 2020. 4. 8

車名・型式ボルボ DBA-MB4164T ギアトロニック6AT 定員5名
ボディカラーフラメンコレッド・メタリック
エンジンB4164T 1595CC直列4気筒 DOHC16バルブ インタークーラーターボ
最高出力・最大トルク180(200)/5700ps/rpm、24.5(29.0)/5000kg-m/rpm
タイヤ205/55R16 16インチアルミホイール
全長/全幅/全高(mm)4370/1785/1440
ホイールベース(mm)2645
トレッド F/R(mm)1550/1540
JC08モード燃費16.2km/l
燃料タンク無鉛プレミアムガソリン・62g
車重1430kg

購入   2013.10.28
平均燃費 12km/l
    (街乗り 9km/l、
     高速 16km/l)
車両本体価格        269万円
ベースキット         65万円
合計            334万円
税・諸費用           24万円
値引き            20万円
レガシィ下取り        70万円
総支払額 (税込み)    268万円 

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- - - - ポールスター導入

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1.ボル坊ちゃま来ました

<レガシィの代替>

10月28日、ボルボV40を引き取りました。うーんたまらん。格好良いし速いぞ よ。レガシィよりも小さいけど、これくらいで充分かな。キャンプも楽しみだわ い。嬉しいな。 レガシィはキャンプには良いが、買い物車としてはちょっと大き すぎ、やや燃費悪いです。もう8年乗ったので、あと10年運転するには長すぎ るし、一度外車に乗ってみたかったのです。

<車の使い方>

週日は会社だし、飲むことも多いので乗るのはほとんど土日のみ。ふだんは女房と 近所で買い物や食事、映画館。あとは年3回のキャンプ、日帰りか一泊での博物館 ・美術館めぐり。遺跡や水族館、サーキットも時々行きます。

<初めての外車>

6月25日に手付けを打って、ワクワクしていたのだけれど、10月28日の納車 まで、販売店の情報サービスがほとんど無いのには驚いた。私だったら、今スウェ ーデンでどんな工程にあるとか、納車の際には車にどう接するべきだとか、運転や 安全に対する指導をメイルやパンフレットで流すとか、いくらでも繋がりを深め、 車の知識を深めてもらう方法があると思うのだが。VOLVOの哲学を送り届けるのも 大事なことだ。消費者に製品を売りながら、まったく配慮が無いのが勿体ない。ち ょっとした気配りや情報提供で客の心をガッチリ掴むのが商売の基本なのになあ。

<デザイン>

格好良い。ゴルフ、ベンツも良いけど、あまりにオーソドックス過ぎるように感じ ます。V40は前下がりで、今にも飛びかかろうとする雌豹みたいで格好良い。リ アの黒アクリルもアクセントになっていて良い。美しく躍動感があるデザイン。女 房と出かけて、駐車場に行くと、二人で、格好良いねえ、の二重唱。このフラメン コレッドメタリックという色も深みが有って良いのです。
今はみんな、燃費だ、エコだと言い過ぎじゃないかな。私にはデザイン・色が第一。 それから性能、燃費です。走る喜び、なんて分かる人はあまり居ないんじゃないか なあ。
昔、ステータスで欲しいだけの時代に性能で煽り立て、燃費を考えるべき時代に性 能。デザイン重視すべき時代にエコ。なんか消費者とずれているような気がするの は私だけだろうか。
マツダのデザイン、アテンザやアクセラは良くなったなあ。トヨタ、レクサスはグ ロテスクで独りよがり。レイモンド・ローウィーは「機能がデザインを規定する」 と言ったが、レクサスなどは機能以外でゴテゴテしすぎ。

<大きさ>

少し小さいかも知れないが、我が家には、女房と二人で、丁度良い。乗り降りの際、 天井の高さ、特に後席が低いけれど、乗ればレガシィより広いかも知れない。キャ ンプの際は、後席を倒して積めばまあ大丈夫でしょう。
窓の開口部はちょっと狭い。ドアパネルの高さが高く、ガラスの開口部が少ないの で、駐車場のチケットを出し入れするのに手が届きにくい時がある。側突対策とか のためなのだろうか。まあ今は無理矢理手を伸ばしているが。日本のチケット挿入 口の作りがおかしいのかも。ヨーロッパではどうなっているのだろう。

<違和感>

ETCカードの挿入口はグローブボックス内に有るが、非常に見にくいし入れにくい。 何でこんな不自由な場所に、と思うほど不思議です。そう言えばチケットホルダー もフロントガラスのずいぶん前で使いにくい。
ハンドブレーキがシフトギアの左側、ボンネットオープナーが左ドアの前にあるの は戸惑った。元の左ハンドル車の位置そのままなんだろうな。まあ慣れなんだろう けど。

<内装>

ハンドルがやや太い気がするし、少し滑り気味かな。でも凸部が付いているので持 ちやすい。物入れが豊富で便利だが、シートバックの物入れが無いのは不便。上級 車には有るのでケチったかな。
パネル表示は見やすいし、道路の制限速度を読み取って、速度計の部分に表示する のには吃驚。後述する安全対策に通じる配慮なんだな。
シートは良い。バケットシートじゃないのに背中と尻がピシッと決まって坐りやす い。疲れもあまり感じない。

<オーディオ>

これはもう抜群。レガシィのオーディオは何だったんだ、と思うくらい良い。音質 も良いし、低音もバッチリ。車全体から音が身体を包み込んでくれます。その上、 オプションでAudyssey Laboratories社と共同開発したプレミアムシステムが有る そうだけど、どんな音するんだろうなあ。
ディーラーに聞いたら、オリジナルのオーディオは日本のアルパイン製だとか。な かなかやるねえ。

2.走りました

<ドライブ>

昨日9日、ボルボV40で茨城県陶芸美術館「没後50年 板谷波山展」へドライブ。 往復200kmが快適でした。やんちゃで小さなグランドツーリングカーですね。 ゆったり行けばそれなりに心地良いが、飛ばせばかっちり付いて来る。
レガシィのビルシュタインのダンパーは、街乗りだとちょっと固いけれど、高速で スピードを出せば出すほど、タイヤが路面にピタッと吸い付く感じがして安心だっ た。V40はそういう感じではなく、ちょっと凹凸に対して素直に対応して振動を 拾っている。これはこれで悪くは無いです。
ブレーキは良いです。軽く踏んでも急ブレーキしても、きちんと対応してくれます。
ギアトロニックの変速はスムーズで、変速に気が付かないくらい。

<音>

エンジン音はそこそこ聞こえるが、元気が出るような音だからまあ良い。ロードノ イズも結構拾ってやや五月蠅いけれど、そう気になるほどでは無いかな。イヤやは りこのクラスだと五月蠅すぎ。

<アイドリングストップ>

初めてアイドリングストップの車に乗ったせいかもしれないが、やや違和感はある。 特に、街乗りで止まるかどうか、というノロノロ運転の場合に、勝手にエンジンス トップされて慌てた。慣れの問題かもしれないが。
ストップからエンジン始動する場合の音と振動は何とかならないモノかなあ。ちょ っと五月蠅いし、ギクシャクがたつくのはいただけ無い。5年保つのだろうか。 マツダは、ストップする時のピストンの位置までコントロールしていると聞いたが、 一度乗ってみたいものだ。

<燃費>

燃費もレガシィに比べると1.5倍くらい良い。まだ土日二回、400q程度しか 走って無いが、街乗りで8〜10q、高速で燃費計で15〜20q出ている。遠乗 りして燃費計測してみたい。

<安全対策>

何しろボルボのポリシーが車造りのすべてに表現されている感じがします。「ボル ボの車で死者は無くする」という理念から、きちんとモノが具現化されているとい うか、ポリシーがぶれないというか、なるほどね、と思わせられることが多いです。 車や歩行者、壁などが近づくとビービーなります。
身障者の長男が乗った場合に備えて、世界一安全な車をと思って、バックモニター も付けました。まあ今彼は自分でトヨタの86を買って乗り回してますが。

3.これから

<ビジョン2020>

2020年までに、新しいボルボ車において、交通事故による死亡者や重傷者をゼ ロにする」というビジョンに基づいて車作りがされているのがよく理解出来る。 創業者二人は、「車は人によって運転され、使用される。したがって、ボルボの設 計の基本は、つねに無安全でなければならない」と言っていたそうだ。良いねえ。 ポリシーが明確で、常に理想を追求する姿勢が大事です。かつての日本には当たり 前にあったモノづくりの姿勢なのだが。

<電子制御>

安全装置やダッシュも様々な電子技術で制御されているのが上手いけど、本来日本 が得意な分野なのに、お株を取られているというか、日本が堕落したというか変な 感じです。レガシィも良い車だったけれど、手抜きというか、モノづくりがとこと ん突き詰められていない部分もありました。
モノづくりの堕落、日本人の劣化というのは、クルマ業界だけじゃなく、ここ20 〜30年間ほどのあらゆる業界で言えることのような気がします。

<ポールスター・パフォーマンス・パッケージ>

とても楽しい車だけれど、少し力が足りないかな、という時が有った。あと50s くらい軽くして、もう少しパワーを上げるととんでもなく楽しい車になるんじゃな いかなあ。
ポールスター・パフォーマンス・パッケージを検討します。20万円でコンピュー ターをいじり、馬力・トルクを10〜20%上げるそう。まあ急ぐ時は、スポーツ モードにして細かく操作すれば良いだけなんですけど、ちょっと魅力的。女房は絶 対反対すると思いますけど。
V40の2LターボエンジンのT5は強力だけど、高いし燃費悪そうです。

入れちゃいました。確かに力強い。しばらく乗ってから、国沢さんお勧めのネオチ ューンで足元も整えるかな。

4.さよならVOLVO

良い車だった。2020年2月6日、トヨタRAV4にバトンタッチ。
六年四か月、42539km。女房と二人なら丁度良いけれど、孫たちが出来るとさすがに狭い。 自損事故を機に買い換えました。