トノバン
初出 2024. 6. 5 最終更新 2024. .
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加藤和彦のトリビュート映画というか「トノバン」を女房とトーホーシネマズ日本橋で見て来た。FBは週一くらいにしているが、良かったので連続投稿。
働いていた東レのビルから道を隔てたコレド室町にあり、面白い映画があると、午後年休を取って見たりしていた。久しぶりの三越前は人はあまりいないが、都会だねえ。 ずいぶん建物が増えて、新しくなったが魅力的ではない。女房は、都会は久しぶり、なんて喜んでいた。丸の内で働いていたのに。 「トノバン」は楽しかった。彼は私の四つ上か、中学高校の頃、ラジオで聴いていたかなあ。映画の7,8割の歌は知っていたし歌える。 でも当時は加藤和彦を、軽いノリのチャラチャラしたお兄ちゃんという認識で、あまり好きでは無かったが、サディスティック・ミカ・バンドは好きだった。 今回、映像見ながら聞くと、結構良い声で上手い。それに歌手作曲家としてよりも、プロデューサーとしての業績が素晴らしいし、周りに集まるプレイヤーがそれぞれ個性を発揮して成長している。 音楽だけでなく、大きい事をやるにはそれぞれ優秀な仲間の力を結集するのが必須なのは同じだ。 62歳での自死はもったいない。まだまだガキだよ。あと10年生きたらどんなことが出来たか。映画はミカと別れる前の仲間中心に作られているが、私は安井かずみと活動しだした後の取り上げ方が少な過ぎると思う。
キャンティを拠点にして安井かずみとその取り巻き連中によって加藤の生活は様変わりしたと思う。だから安井が亡くなった後の生き方が定まらなかったではないかなあ。 |
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